カバーといっても書店の店員さんが後からつけてくれるやつではなくて、初めから付いている値段やバーコードが書かれているカバーです。
本を読むときに邪魔になっていたのでなぜ必要なのか以前から気になっていました。
「本を汚れから守る」ようなことを見かけましたが、出典元を探せていませんでした。多分それっぽいとは思っていましたが。
それについて、先日たまたま読んだ「出版」に記載がありました。
p.52
カバーの存在理由。それはひとつに、「取り替えられる」からである。
- 作者: 植田康夫
- 出版社/メーカー: 産学社
- 発売日: 2017/02/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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間違いなさそうです。
取り替えのサイクルとして
- 本が手に取られて汚れる
- 取次に返品
- 取次でカバーを変えて書店に戻る
の流れがあるようです。カバーがあるおかげで、汚れた本を処分することなく新品として書店に戻るわけです。
また、取次に戻らずに出版の営業の人が書店でカバーだけを変えていくパターンもあるようです。
ちなみにカバーも編集の人に依頼された(出版に所属するか外部の)デザイナーさんが考えて作ってくれたものなので、捨てるときはその辺を思い出してみるといいかもしれません!